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患者さんからの質問にお答えします
入れ歯のお話

 私は大学を卒業後、入れ歯の勉強を大学で長い事していました。
入れ歯と言う物は、ほとんどの歯科の先生の経験のないものなのです。
自分を含めた大部分の先生が、自分の口に入れた事の無い物を作って患者さんに装着しています。
このため、なんとかその感じをつかみたく、自分で入れ歯を作り患者さんにいれて感想を聞くことが一番の勉強になりました。
私の歯科医院では、他の歯科医院でうまくいかなかったり、満足ができなかったり、納得していない患者さんがたくさんいらっしゃいます。


最初にお会いしたときは、まず今使われている入れ歯の苦情をお聞きすることから始まります。


簡単に言いますと、入れ歯と言う物は、歯に被せる冠をいっぺんに何本も装着し、さらにそれらをつなげる為に、 ばねがあったり、金属の棒やプラスチックで歯ぐきの部分を覆うものまでついてきます。歯に被せる冠1本でさえ最初慣れるのに大変なのですから、入れ歯にいたっては非常に慣れるまで時間がかかります。 高額な治療費をいただきながら患者さんは満足していない、なんてことは非常に多くあります。


入れ歯いわゆる義歯はそんな治療のひとつです。また義歯を入れることによって、しゃべりづらくなったり、異物感があるため、歯の無くなっている数が少ない場合は、 義歯を入れなくてもある程度噛む事ができるため、多くの方は入れ歯を使われていないのが現状です。


人間の体には必要があって歯は上下左右で通常28本存在します。これは多すぎるのではなく、必要な数なのです。
一本無くなっても、その無くなった部分の噛む事を他の歯が負担することになり、結局負担過重になってしまいます。
負担過重になる事により歯の寿命は短くなっていきますし、また歯の無い側で噛まなくなってくると、顔が曲がってきたり、 肩こりや背骨の彎曲にまで進んでしまうこともあります。 そうならないようにするために、まず歯が無くならない様にする事と、不幸にもなくなった場合は、できるだけ早く 人工的にその部分を補充して上げる事が必要になります。入れ歯はその方法のひとつです。
少ない歯数の入れ歯の場合は、それにより噛むことよりも、他の残っている歯を守るために使うと考えるほうが良いでしょう。